Customer Voice

導入病院の声

Interview

JA北海道厚生連旭川厚生病院

  • 北海道旭川市

  • 病床数 : 406床

変わらずに大切にするもの、変えていくべきものを見極めていくことが大切だと思っています。看護記録は変えていく最たるものです。看護師の記録ではなく患者さんの記録としてどうあるべきかを考えていく必要があると思います。

  • 01導入のきっかけ

    本部転勤してすぐに、チームコンパスの営業の方が紹介に来てくださったのがきっかけです。看護管理者研修や学会でMEDIS、PCAPS、看護ナビ等は知っておりましたが、導入は手の届かない、夢のものと思っていました。「知ってるの?どうなの?」と聞かれて、「絶対に導入したいです!」と、会内の看護部長始め、色々な方々にご協力いただきながら総合病院に順次導入されました。 標準看護計画の導入、クリニカルパスの導入、電子カルテ・・・と使用するツールが変化する中で、看護は看護過程ではなく看護スケジュールに合わせ、チェックリストを確認する業務になっていました。記録委員会では監査を行いながら看護記録の質を担保すると同時に、看護記録の負担軽減に向けてテンプレート等作成するなど行いましたが抜本的な改善策とはなっていませんでした。 「患者さんのベッドサイドでケアする時間を確保したい」、「記録の時間外を減らしたい」、この願いをチームコンパスでかなえられると思い、チームコンパスにより「看護のアセスメント能力が高められ、看護力が向上する」ことを目指しています。

  • 02導入による変化

    先に導入した帯広病院では、稼働率が上がっても時間外が増えなかった、記録時間が30%減少した、退所時間が早くなった、満足度調査で仕事の達成感について10%上昇した等の様々な効果がありました。 旭川病院では、帯広と同じく記録時間30%減少、時間外の記録時間は全体の31%から8%まで減少しました。 夕方になって、スタッフがステーションに戻って、どんと座って記録入力する姿が少ないという声が聞かれました。 患者さんの状態をリアルタイムにアセスメントし、患者さんに看護を提供するという看護過程そのものは何も変わりません。看護を提供するためのツール、仕組みが変わるのでその考えの切り替えが必要になります。

  • 03導入を検討している病院に向けて

    働く人が少なくなる中で、看護師の能力向上と働き続けられる環境、看護師は看護がしたいという思いを大切にできることが、これからの人財確保につながると思います。 混合病棟化が進む中、専門外でも患者さんを受けなければならない場面でチームコンパスは非常に役立ちます。800種類以上の患者状態適応型パスによりプロセスチャートを選択でき、新人でもベテランでも同じように看護展開できるシステムなので、教育にも役立ち、教える側の負担も軽減できます。 変わらずに大切にするもの、変えていくべきものを見極めていくことが大切だと思っています。看護記録は変えていく最たるものです。看護師の記録ではなく患者さんの記録としてどうあるべきかを考えていく必要があると思います。

  • 導入にあたり大変だったこと

    思考や仕事の仕方の切り替えが難しい方が一定数います。自分がやりたいから、こうしたいからという思考になると、チームコンパスの習得は時間がかかると思います。メモに取って転記するのがやめられない、情報収集にこだわりがある、柔軟な対応ができない、という方々を巻き込みつつ、チームコンパスを進めていくのが良いと思います。 他職種は初めから巻き込む方が良く、理解が得られるととても協力的になると思います。 効率だけを求めるツールではないことを共通理解することも大切だと思います。

  • 導入にあたり最も重要視した点(機能)

    電子カルテの患者スケジュールやクリニカルパスのように、ただのチェックリストにならないよう、逐次入力とアセスメントが大切であることを学びなおしています。 記録を書かなくてもいいのではなく、患者さんの経過が、統一した用語で、見やすく誰もが分かるツールである、という認識が大事だと思います。

Related Articles

関連記事